ひたちなか市囲碁連盟会長
市民囲碁大会実行委員会長 松本 宏
第10回 ひたちなか市 市民囲碁大会にあたって
今回の第10回市民囲碁大会の機会を捉えて、ひたちなか市文化協会機関
紙「白亜紀」に投稿した内容を一部修正して、囲碁連盟の紹介をさせていた
だきたいと思います。
囲碁の発祥は中国大陸で、四千年の歴史を持つと云われます。日本でも、源
氏物語や、つれづれ草にも出てきます。また戦国武将の棋譜も残っています。
囲碁は誠に優雅で高尚な趣味とも云われておりますし、最近は「ヒカルの碁」
の影響でお子さんの囲碁人口も増加しています。又、老化防止にも良いと言
われています。
ひたちなか市囲碁連盟はひたちなか市文化協会の一組織として位置づけられ
て活動をしております。ここで囲碁連盟の主要な事業を紹介します。
その第一は、市民囲碁大会で、平成7年に始まり以来途切れることなく毎年
開催され、参加者の数も年々増えていて第10回の節目である今大会は約120
名の皆様が参加され、ワークプラザ勝田で実施の運びとなりました。
運営も実にスムーズで茨城県内では最大規模の大会と自負しています。
この事業は旧勝田市と旧那珂湊市の合併に伴い、囲碁愛好者もいち早くひた
ちなか市囲碁連盟を発足させて文化協会に所属した成果のたまものと思ってい
ます。これは元々那珂湊棋道会が文化協会に所属しており、合併に際しては那
珂湊棋道会を母体に結成され、その際の同会の尽力によるところが大きいと思
います。
このひたちなか市市民囲碁大会は旧勝田市で行われていた大会を引き継いだ
ものでございます。皆様ご存知のように、AクラスからEクラスに区分し実施
していますが、その優勝カップは、Aはひたちなか市長杯、Bはひたちなか市
議長杯、Cは勝田自衛隊杯、Dは日立製作所(株)杯,Eは初代会長黒澤力蔵
杯として持ち回りです。この約120名を越える市民囲碁大会のために、各企
業や役員の寄付などによって碁盤や碁石等を準備するなど努力があったことを
申し添えます。
その第二は、県北市町村親睦囲碁大会に毎年参加しています。昨年度は4チ
ーム20名参加し、初めてAクラス・Bクラスともに優勝しました。
優勝祝賀会を盛大に実施したのは云うまでもありません。今年度も20名で参
加しAクラスは昨年に引き続き優勝しました。この大会は30数年継続して行
われており、各市町村持ち回りで主催しております。この大会に参加しても良
いと思われる人は申し出ていただきたいと思います。級位者の参加を歓迎しま
す。
その第三は、勝田支部(通称天元会)では宿泊研修を毎年二回及び年五回の
例会、那珂湊支部(通称棋道会)では親睦大会を毎年春・秋の二回、それぞれ
行っています。天元会での宿泊研修は、毎年場所を変えて実施しており、二日
間を文字どおり囲碁三昧で過ごします。例会は勝田囲碁クラブで行い毎回15
名〜20名が参加して行われ、優勝〜5位までを表彰しています。棋道会では、
春秋に那珂湊公民館で30〜40名が参加し行っています。この大会は歴史が
古く長い間続けられ、すっかり伝統となりました。それぞれの大会に皆様ふる
って参加してほしいと思います。
その第四は姉妹都市黒磯市との交流です。昨年度は第二回目として、ひたち
なか市から11名の皆さんが黒磯市へ出向いて親睦大会を実施しました。古く
から湯治場として有名な板室温泉で歓迎されて、一日目は囲碁を二日目は湿原
の散策を楽しみました。今年度の3回目は黒磯市側のご要望もあって、両市あ
わせて26名の皆様が、海が見えるひたちなか市内の阿字ヶ浦の「つるやホテ
ル」で楽しく交流しました。これからもこの事業を続けることで両市とも合意
しております。
ここでお知らせとお願いを致します。前に述べた天元会でホームページを開
設しています。囲碁連盟の事業を含めて紹介やお知らせなど行っています。検
索は「勝田囲碁クラブ」で開くことができます。その中の「天元会活動」など
も見ていただきたいとおもいます。また、結構多くの情報が掲載されています。
ぜひ一度開いて見てください。
また、この市民囲碁大会にご参加の皆様全員会費無料ですので、ぜひ囲碁連盟
に加入し、各種事業に参加していただきたくお願い申し上げます。
これらの事業は、参加者一人一人の協力と各役員の活動があればこそと感謝
申し上げているところであります。今後とも文化都市「ひたちなか市」として
の充実発展に寄与できるよう努力したいと思いますので、参加者の皆様方の更
なるご協力をお願い申し上げ紹介とさせていただきます。