今年の囲碁宿泊研修は、澄んだ空気と新鮮な海の幸 美しい松林に囲まれた太平洋を一望できる、やすらぎの宿「勿来の関荘」 で実施した。参加者の大多数の人が 体力の衰えを感じる年齢に達しているが、頭と口はに関しては全く衰えを知らない囲碁友 の集まりである。我が天元会は多くの高段者(但し自称であるが)が集り、囲碁だけでなく懇親会も活発に家族同様の付き合は 他に類がのではと自負している所です。大会の様子については省略 帰路に勿来の関を見学。昔に思いを馳せながら周辺を散策。平安時代の武将源義家の「吹く風を なこその関と おもへとも 道 もせにちる 山桜かな」などの和歌も有名である。 次に訪れたのは、茨城県天心記念五浦美術館見学。季節の巡りや朝から夕への時の移ろいなど、様々な表情を見せる風景画は 「山紫水明」や「花鳥風月」など季節感に溢れる優美な日本画を鑑賞した。 最後に訪れたのは、太平洋に臨む海岸の上に立つ、岡倉天心遺跡の六角堂です。この六角堂で天心は読書と思索にふけった場所と 言われています。緑の松林を背後に、前には太平洋の白波が砕け散るその雄大で風光明媚な姿は訪れる人々に感銘を与えます。 岡倉天心は(1863〜1913)日本文化の近代化に大きく貢献し、日本画の創始及び現在の東京芸術大学の創設など活躍が有名です。 1泊2日の碁会大変お疲れ様でした。 (川ア 記)○日 時 平成24年5月15〜16日(水〜木) ○場 所 福島県いわき市(勿来の関荘) ○参加メンバー 16名(他女性席亭同行) 住谷 九段・松本 八段・佐々木 七段・水原 七段・永岡 七段・磯貝 七段・橋本 七段・柿内 六段 佐藤 六段・川ア 六段・山田 六段・藤谷 五段・坂本 五段・小坂 五段・平松 四段・石井 四段 ○幹 事 小坂・平松 ○大会風景
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